自己紹介

上顎洞がん治療中の方々の一日も早いご快復を心からお祈りします。 私は2001年(当時47歳)左上顎がんのため、抗がん剤治療と放射線治療に加えて、手術で左上顎骨と左首のリンパ節と周辺の筋肉を取りました。 上あごの左側3分の1ほどと左上の歯がありませんので、上あごをおおう顎義歯を使っています。 左の眼球の下の骨も取りましたので、代わりに眼球の下にチタンメッシュが入っています。

2026/07/15

中空型顎義歯はお勧めしません

7月6日に上顎洞を洗うと中から血が出てきたので(この理由は、この記事の末尾に書いてあります)、義歯に何か不具合があるのかと思い、あらためて顎義歯をよく見ると、中空部分の内部に半分ほど水が溜まっているのが見えました。隣県の大学病院歯科へ電話連絡して7日の予約をとって診察を受け、顎義歯の中空部分に溜まった水は抜いてもらいました。この補正は保険適用の範囲内でした。先生からは「もし顎義歯に頻繁に水が溜まるのなら、上顎洞へ入る盛り上がった部分を切って、(筆者注:つまり中空型ではなく開放型にして)内部を自分で洗えるようにした方がよいかもしれない」と言われました。

その場では私としてはどうするかは即答できませんでしたが、8日の朝になってから顎義歯を洗浄液から出してみると、また中空部分に水4分の1ほど水が溜まっていました。そこで9日にまた大学病院の歯科へ電話連絡して予約をとって14日に診察してもらうことにしました。

自分では洗い流すこともどうすることもできない水が、義歯の中に入っているのは困ったものです。綺麗な水ではなく、義歯洗浄液や唾液や食物の水分ですから不衛生としか言いようがありません。私の場合、とくに、栓塞部(中空部分)を下向けにして義歯洗浄液に漬けていますので、上顎洞へ入る一番上側が内部に溜まった水に長い間接触することになります。それが顎義歯装着時に上顎洞奥深くへ入るので、もしかしたら上顎洞炎を起こしやすくなるのではないかと思います。一旦、水が顎義歯の中空部分に入るようになると、病院の予約や義歯の補正に時間を取られ、大変な思いをすることになりますから、私は顎義歯の中空型はお勧めしたくありません。できれば充実型か、開放型にした方がよいと思います。

顎義歯の中空型をお勧めできない理由は、もう一つあります。それは、義歯洗浄液に入れたときに中の空気の浮力で浮き上がってしまい、表面全体を1錠分の洗浄液(150〜180ML)に漬けることが難しいからです。私の場合は幸いにも、うまくバランスを取れば全体を浸すことができます。ネット上では、小さい陶器の皿を乗せるとか、メッシュ状のプラスチックで覆って義歯が浮かないようにするとか、色々と方法が出てきますが、同じような顎義歯を使っておられる方々はどうしておられるのでしょうか?

7月14日 顎義歯の栓塞部の上部に楕円形の大きな穴を開けて、中に水が溜まらないようにしてもらいました。先生がみずからその場で20分ほどで作業されました。この補正は保険適用の範囲内でした。

開放型のメリットとしては、義歯の内部に不衛生な水が溜まらないのは当然ですが、4番目の写真のように開放部を上にして義歯洗浄液に漬ければ、もと空洞だったところの中まで義歯洗浄液が入りますから、浮力で浮き上がらず、とても扱いやすいことです。

開放型のデメリットとしては、1)食後にうつむいたときに窪みの中に溜まっていた水が鼻から出て来ることと、2)窪みの内側を洗いにくいことが挙げられます。もと空洞だった部分の内部を洗うのに、歯ブラシはやや大きすぎて小回りが効かないので、水彩画用の柔らかいナイロン筆(サクラクレパス製ネオセブロン丸14号)が窪みの奥まで届いて良さそうです(3番目の写真)。






冒頭に書いたように、上顎洞から血が出たために義歯の不具合を疑ったのですが、上顎洞から血が出た理由は、耳鼻咽喉科を受診して内視鏡で診てもらった結果、上顎洞の空洞内部の粘膜に、あちこちに骨が出た箇所があり、その骨に血や膿が付いたりしていることから、それが出血の原因だろうと診断されました。これについては、その後、止血剤と抗生剤を2週間ほど飲んで、骨の出た部分の出血は一応治りました。






中空型顎義歯はお勧めしません

7月6日に 上顎洞を洗うと中から血が出てきたので(この理由は、この 記事の末尾に書いてあります)、義歯に何か不具合があるのかと思い、あらためて 顎義歯をよく見ると、 中空部分の内部に半分ほど水が溜まっているのが見えました。隣県の大学病院歯科へ電話連絡して7日の予約をとって診察を受...